公開日 2025年12月05日(Fri)
遠隔授業がつなぐ、島根と喜界島の学び
令和7年12月5日(金),喜界高校にて,島根県立矢上高校とオンラインによる交流授業を行いました。

矢上高校は,本校と同じく「情報Ⅱ」の遠隔授業を取り入れている学校です。
今回は,お互いの探究成果を発表・評価し合うことで,プログラミングやデータ活用スキルの向上を図ることを目的として開催されました。
発表テーマ:「データで畑を診る」
本校からは,農業分野の課題解決を目指した「データで畑を診る」というテーマで発表を行いました。
特に注目を集めたのは,「葉の写真から損傷率を計算するプログラミング」の解説です。
矢上高校の生徒から「プログラミングの中で一番苦労したことは?」と鋭い質問が飛ぶ場面もありましたが,本校の生徒たちは手元の資料を何度も確認しながら,丁寧に,そして粘り強く回答していました。
専門的な質疑応答を通じて,自分たちの研究を客観的に見つめ直す貴重な機会となりました。
「喜界島ってどこ?」から始まった心の交流
最初は少し緊張した空気も流れていましたが,本校生徒からのある「逆質問」で場がパッと明るくなりました。
「喜界島って、どこにあるか知っていますか?」
この質問をきっかけに,12月でも気温が20度ある温かい気候や,日本一の生産量を誇る「ゴマ」の話,そして世界的に貴重な「ジオパーク」の話題などを紹介。島根県の生徒たちからも驚きの声が上がり,一気に親睦が深まりました。

次なるステップへ:プログラミングの改良
交流の最後には,矢上高校の皆さんから探究内容の改良点について具体的なアドバイスをいただきました。
生徒たちは「他校の視点が入ることで,自分たちでは気づけなかった課題が見えた」と手応えを感じた様子。いただいた助言をもとに,今後はプログラミングの見直しやデータの再検証を行っていく予定です。
矢上高校の皆さん,刺激的な時間をありがとうございました!今回の学びを,これからの探究活動にしっかり活かしていきたいと思います。

※ 本取組は「高等学校DX加速化推進事業」の一環です。
