中高合同発表会・講演会~喜界島の未来を語る~

公開日 2025年12月04日(Thu)

令和7年12月4日(木)午後,喜界中学校にて,中学生と高校生が合同で参加する「中高合同発表会・講演会」が開催されました。
これは,生徒たちが日頃の探究学習で深く掘り下げたテーマを発表し,異なる視点や学びを共有することを目的としています。
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【発表テーマ一覧】
生徒たちは,各自が興味を持った地域特有の課題や魅力について調査し,その成果を堂々と発表しました。

■ 中学校(4グループ)
 ・喜界島の「歴史」
 ・喜界島の「自然・観光」
 ・喜界島の「産業」
 ・喜界島の「文化・方言」

■ 高校(4テーマ)
 ・喜界島のスマート農業について
 ・ジオパークの認定と維持について
 ・郷土料理について
 ・郷土PR動画の制作
中学生の基礎的な地域理解から,高校生の専門的かつ具体的な課題解決提案まで,幅広い視点からの発表が行われ,お互いに大きな刺激を受けました。
 

合同講演会:「『島の未来を語ろう』中高生会議」

発表会の後には、鹿児島大学の日髙優介先生を講師にお招きし,「島の未来を語ろう」をテーマとした合同講演会およびグループワークを実施しました。

講師による講演
日髙先生からは,社会学の視点から地域社会の現状や課題についてご講演いただきました。約20分間の講演は,生徒たちがこれから向き合う地域の未来を考える上で,重要な視点を提供してくださいました。
バズセッションと未来への提言
講演後は、講演内容を踏まえてバズセッション形式のグループワークへ移行しました。
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グループは,中学1年生から高校3年生まで,1グループ6〜8人で構成されました。
テーマは,喜界島の未来に関わる,以下の4分野に分かれました。
 「インフラ」「しごと」「島外交流」「自然・文化」
このグループで,「2050年の喜界島への10〜20文字の提言」を最終目標に設定。まず,各テーマに関して2050年の課題解決策として「今からできること」を挙げ,具体的なアクションプランを練り上げました。
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最後に,各テーマの代表グループが,提言の内容とその理由について,みんなの前で発表しました。
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普段とは異なる形式に戸惑いながらも,活発な意見交換が行われ,生徒たちは自分たちの島が持つ課題と可能性を再認識し,「未来の担い手」としての意識を高める貴重な時間となりました。
ご多忙の中ご講演いただきました日髙優介先生,誠にありがとうございました。
今回の合同企画を通じて得た学びと,未来への提言を胸に,生徒たちはこれからも地域に貢献できる人材を目指して探究を続けてまいります。

※ 本取組は「高等学校DX加速化推進事業」の一環です。