伝統に触れる。本場奄美大島紬の寄贈品を活用した特別授業

公開日 2026年03月17日(Tue)

令和8年3月17日(火),2年生の「家庭基礎」の授業にて,奄美が世界に誇る伝統工芸品「本場奄美大島紬」を五感で学ぶ特別な実習が行われました。
今回は,奄美群島大島紬振興対策協議会から寄贈いただいた貴重な学習用セットを活用した,贅沢な学びの時間の様子をご紹介します。

【家庭基礎】本場奄美大島紬の寄贈品を活用した特別授業
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「名前は知っているけれど,高価なイメージがあってなかなか触れる機会がない……」
そんな奄美大島紬への心理的ハードルを下げ,生徒たちが地域の至宝に親しみを持ってほしいという願いから,素晴らしい学習セットを寄贈していただきました。

■ 「気兼ねなく触れる」から始まる理解
今回の授業の最大の特徴は,「実際に触れて,工程を肌で感じる」ことです。
通常,反物などは汚さないように気を遣うものですが,今回のセットは「多くの方に気兼ねなく触れてほしい」という目的で作成されており,生徒たちはその独特の質感や糸の力強さを直接確かめることができました。
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【展示・学習内容】
 ・糸の見本: 原料である絹糸(白糸)から、テーチ木(車輪梅:シャリンバイ,奄美大島に自生するバラ科の常緑低木)で染めた糸,そして泥染めを施した糸まで,工程ごとの変化を比較。
 ・反物の見本・紬小物: 実際に織り上げられた生地の,緻密な絣(かすり)模様や光沢を観察。
 ・工程DVD・教本: 膨大な手間と時間がかかる製造工程を映像で確認し,その価値を再発見。
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奄美の自然(泥や木)と,職人さんの高度な技術が組み合わさって生まれる大島紬。その背景を知ることで,自分たちが住む地域の文化に対する誇りがより一層深まったようです。
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■未来へ繋ぐ、島のアイデンティティ
今回の寄贈品は,今後も学校での展示や学習に活用される予定です。今後も生徒たちがこのセットを通じて大島紬の魅力に触れ,興味を持つきっかけになることを願っています。
貴重な教材を寄贈してくださった皆様,本当にありがとうございました。