【2年生選択】がじゅまる寄席開演

公開日 2026年05月22日(Fri)

令和8年5月22日(金)の5時間目、普通科2年の教室が、にぎやかな「寄席(よせ)」へと早変わりしました!
がじゅまる寄席

学校設定科目「探究国語」を選択している2年生の生徒たちによる、落語の発表会「がじゅまる寄席」が開演。
これまで全5時間をかけて準備してきた表現活動の集大成として、ユーモアと技術の詰まった素晴らしい高座が披露されました。

■落語から学ぶ「非言語コミュニケーション」
今回の活動の目的は、単に落語を演じて「面白かった」で終わらせることではありません。
進学や就職の面接、説明、プレゼンテーションなど、日常や将来のあらゆる場面で必要となる「伝える技術」を磨くことにあります。

生徒たちは、落語の表現の背後にある技術や、登場人物の心理描写にまで踏み込み、以下のような非言語テクニックを意識しながら取り組んできました。
・声の大きさ:登場人物の年齢や感情に合わせた声量
・姿勢:演じ分ける際の背筋の伸ばし方、キャラクターごとの佇まい
・間(ま):聞き手を引き込み、笑いを生むための絶妙なタイミング
・視線や向き:上下(かみしも)を振り、1人で何人も演じ分ける視線の配り方
・表情:感情を豊かに伝える顔の動き

■「がじゅまる寄席」までの全5時間の道のり
生徒たちは短い期間の中で、最先端のツールや独自の工夫を凝らして準備を進めました。

1時間目:【導入・気づき】日常の「話す機会」を意識した後、実際の落語を鑑賞。非言語テクニックの凄さに気づき、ワークシートに記入、グループになって共有。
2時間目:【台本選び・リライト】選んだ台本の中には30分を超える長編落語も!持ち時間「10分以内」に収めるため、生成AI(人工知能)の力も借りながら短い台本へと再構成。
3・4時間目:【練習・ブラッシュアップ】観客である同級生が耳で聞いてパッと理解できるよう、難しい古典落語の言葉を分かりやすい表現に言い換えたり、同音異義語を別の言葉に言い換えたりして猛練習。
5時間目:【本番】成果発表会「がじゅまる寄席」の開催!
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■喜界島らしさが光る「高座名」
落語の世界では、本名の一文字を使ったり、故郷やゆかりの場所を「屋号」にしたりします。
今回の寄席では、生徒一人ひとりに名前の意味や喜界島らしさを盛り込んだオリジナルの高座名が!電子黒板に高座名と演目が大きく映し出される中、堂々と高座へ上がりました。

■緊張のなか、拍手喝采の開演!
発表会には、授業参観中の教育実習生をはじめ、普通科2年の担任や2学年主任の先生方も観客として駆けつけました。
今回発表された演目は、「短命」「猫の皿」「初天神」「皿屋敷」「桃太郎」。

【観客(先生・生徒)からの声】
「身振り手振りと視線の配り方だけで、本当にそこに2人の人間がいるように見えて驚いた」
「お皿を置くしぐさが、本当にお皿をもっているかのようだった」
「教室の天井を越えて、空高く凧があげっているようだった」
「現代風の言葉に言い換えられていて、ストーリーがすんなり頭に入ってきて面白かった!」

最初は緊張した面持ちだった生徒たちも、手や小道具を巧みに使いながら、練習の成果を存分に発揮。
教室からは何度も大きな笑い声と割れんばかりの拍手が巻き起こりました。
人間の心理を捉え、言葉と体一つで表現する落語の世界。ここで学んだ「間」の取り方や「表情」の作り方は、これからの面接や発表の場で必ず大きな武器になるはずです。

2年生の皆さん、素晴らしい高座をありがとうございました。お疲れ様でした!

※ 本取組は「高等学校DX加速化推進事業」の一環です。